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【東日本大震災7年】「復興食堂ゆめ広場」桶田博信さん 三陸への思い交わる交差点 栃木

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【東日本大震災7年】
「復興食堂ゆめ広場」桶田博信さん 三陸への思い交わる交差点 栃木

到着したばかりの「桜満開牡蠣」を手にする桶田博信さん=栃木県鹿沼市千渡(水野拓昌撮影) 到着したばかりの「桜満開牡蠣」を手にする桶田博信さん=栃木県鹿沼市千渡(水野拓昌撮影)

 東日本大震災の被災地、岩手県釜石市、大槌町の復興を支援するプロジェクトの中で1月に開店した「復興食堂ゆめ広場」(栃木県鹿沼市千渡)が盛況だ。三陸海岸の漁港から直送される旬の海産物を求め、連日、大勢の客が訪れ、休日は開店前から列ができる。震災直後から農産物などを被災地に届ける活動を続け、同店開店で新たな形の復興支援を掲げるリサイクル業「飛行船」(鹿沼市)の専務、桶田博信さん(39)に今後の展望を聞いた。

 --被災地への物資を送る活動を続けてきた

 「自社農場で生産する野菜と、支援者から提供される物資を送り7年。隔週から月1回になったが、通算131回。県内外で延べ7千人を超える人が協力してきたことを被災地の人も知っているし、『自分たちのために来てくれる』と喜んでくれる。物資よりも被災地と栃木のつながりが喜ばれている。ハード面の復興は進んでいても、いまだに仮設住宅を出られない人もいるが、7年たった今だからこそできる支援がある」

 --復興食堂は開店以来盛況だ

 「東北のおいしい産品を紹介し、現地に足を運ぶきっかけにもなる拠点の場所として造ったが、開店してみると、(来店者に)いろいろな思いがあることが分かった。ドンコ(エゾイソアイナメ)は三陸地方の冬の定番だが、震災前日に食べた後、ずっと食べられなかったという人や、東北の味とはどういうものか思いを話してくれる人もいた。店のことを知って県内外から来てくれる。震災について伝えたいけど伝えようのない思いを持っていた人がこんなにいたことを知らされた。そんな人たちが前を向ける場所、いろいろな人の思いが交わる人間交差点のような場所にしたい。そして、三陸のメニューもお客さんから教えてもらい、成長していく店だ」

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