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【東日本大震災7年】原発被害の「低認知」に注意 宇都宮大・清水准教授「風化に危機感」 

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【東日本大震災7年】
原発被害の「低認知」に注意 宇都宮大・清水准教授「風化に危機感」 

福島第1原発事故の「低認知被害」の問題を訴える清水奈名子准教授=宇都宮市峰町の宇都宮大峰キャンパス 福島第1原発事故の「低認知被害」の問題を訴える清水奈名子准教授=宇都宮市峰町の宇都宮大峰キャンパス

 --甲状腺検査はやはり必要か

 「県内では日光市と塩谷町で希望者を対象に実施している。既存の検査機器で検査可能だ。子供を持つ世代にとって、7年前の影響がどう残っているのか不安でも検査を受けられれば、被害の有無を早期に確認できる。放射能汚染の心配はあるが、必要な対策があれば、子育てをしていこうという気になるかもしれない。被害に向き合い、住民の不安に応えることが子育て支援、地域活性化にもつながるのでは」

 --震災後、県内では早期に風評被害を払拭すべきだという論調に傾いてきた

 「風評被害を助長するとして、議論自体をタブー視する動きがある。実際に放射能汚染がありながら、なかったことにするのが良い対策とは思わない。議論を封じ込めるのは、不安を持つ住民や他県の人々がますます疑心暗鬼になる。向き合いたくない“不都合な真実”としてはいけない」

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