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【話題の本】子供たちが大笑いするわけ 『えがない えほん』B・J・ノヴァク著、大友剛訳

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【話題の本】
子供たちが大笑いするわけ 『えがない えほん』B・J・ノヴァク著、大友剛訳

『えがない えほん』 『えがない えほん』

 ノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏やミステリーなど、海外文学の出版で知られる早川書房が手がけた異色の絵本。昨年11月の発売で、16刷18万部と絶好調だ。

 〈この ほんには えが ありません〉で始まり、〈かかれていることばは ぜんぶ こえに だして よむこと〉の説明も。そして、赤や青などの大きな文字で「ばふっ」「ぶりぶりぶ~」「サルだよ ウッキ~!」「あたまの なかみは なっとうのみそしる」や、さまざまな擬音語なども躍り、小さな文字で「よまなきゃ だめ? まいったな…」。

 「大文字の言葉は漫才のボケ、小文字はツッコミのようなもの。おばかな言葉に加え、ふだんそういう言葉を言わない大人が読むのもおもしろい。キャッチコピーは『子どもが絶対に笑う本』です」と担当編集者の窪木竜也さん。

 作家、コメディアンの著者が2014年に米国で発売し、70万部のヒット。読み聞かせに子供たちが大笑いするYouTubeは350万回再生されている。ちなみに、訳者も翻訳家でマジシャン。

 リピート率の高い作品とか。子供から「もう一回読んで!」と言われるのがうれしいような、怖いような…。(早川書房・1300円+税)

 三保谷浩輝

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