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小中学校の授業で拉致問題を啓発、全国へ通知 拉致担当相と文科相、アニメなど活用

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小中学校の授業で拉致問題を啓発、全国へ通知 拉致担当相と文科相、アニメなど活用

加藤勝信・拉致担当相 加藤勝信・拉致担当相

 北朝鮮による拉致問題をめぐり、加藤勝信拉致問題担当相と林芳正文部科学相が7日、横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=を描いたアニメなどを活用した授業を小中高校でさらに促進するよう、全国の知事や教育長らに連名で通知を出したことが分かった。若い世代へ拉致の深刻な実態を伝える啓発を加速し、解決を後押しする世論にもつなげたい考え。

 政府はこれまでにも、めぐみさん拉致や両親の滋さん(85)と早紀江さん(82)の救出運動を描いたアニメを作成し各学校に配布。同様のドキュメンタリー映画などとともに授業でとりあげ、重大な人権問題として理解を広めるよう、呼びかけてきた。

 一方、政府認定の最初の拉致から40年がたち、平成14年の日朝首脳会談で北朝鮮が拉致を認め、5人の被害者が帰国してからも15年が経過。事実を知らない若い世代が増えているとの指摘もある。政府は平成29年度に中高生を対象にしたアニメ感想文コンクールを開いたほか、30年度予算案には、被害者家族との懇談などで学校教員の理解を深める研修費を盛り込んだ。

 政府は、授業でのアニメ活用例を改めて周知するほか、アンケートも行い、教育現場での啓発の実態も調査する。拉致被害者家族会や救う会は2月、新たな運動方針で、教育現場でも拉致への理解を深めるよう働きかけを強める方針を示していた。

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