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【那須雪崩】犠牲の3人に卒業証書 栃木・大田原高で卒業式 仏壇に線香、思い出語る

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【那須雪崩】
犠牲の3人に卒業証書 栃木・大田原高で卒業式 仏壇に線香、思い出語る

卒業式に出席するため、大田原高校に入っていく生徒と保護者=1日、栃木県大田原市紫塚 卒業式に出席するため、大田原高校に入っていく生徒と保護者=1日、栃木県大田原市紫塚

 昨年3月、栃木県那須町で発生した雪崩事故で生徒7人、教諭1人が雪崩の犠牲となった県立大田原高校(大田原市紫塚)で1日、卒業式が開かれた。卒業式を迎えるはずだった鏑木悠輔さん=当時(17)=や浅井譲さん=同、大金実さん=同=にも卒業証書が用意された。那須町の鏑木さんの自宅ではこの日、家族が花束とともに卒業証書を仏壇に供えた。(伊沢利幸)

 当初、卒業証書は大田原高校が卒業式後に遺族に届ける予定だったが、「卒業式の1日に(悠輔さんに)渡したい」と父親の浩之さん(52)が2月27日に同校を訪れ、受け取った。

 丸まっていた卒業証書を家に帰って広げて仏壇に供え、「卒業おめでとう」と心の中でつぶやいた浩之さん。「3月は卒業式、そして一周忌。27日には、またつらい思いがよみがえってくる。『なんであの日、訓練を中止できなかったか』という思いがますます強くなる」と話す。

 「悠輔はいつもそばにいて、常に一緒にいる感じであの事故から1年経つ気がしない。知らなかったような悠輔の話を多くの人が聞かせてくれ、本当にいい子だったんだなと感心するこもある」

 この日、鏑木さんの同級生らが立ち寄り、仏壇に線香を供えていった。

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