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【日本再発見 たびを楽しむ】写真家注目 極寒の〝宝石〟~ジュエリーアイス(北海道豊頃町)

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【日本再発見 たびを楽しむ】
写真家注目 極寒の〝宝石〟~ジュエリーアイス(北海道豊頃町)

北海道の新たな観光資源となりそうなジュエリーアイス。日の出の時間帯はまさに「絶景」が広がる=(豊頃町提供・岸本日出雄撮影) 北海道の新たな観光資源となりそうなジュエリーアイス。日の出の時間帯はまさに「絶景」が広がる=(豊頃町提供・岸本日出雄撮影)

 北海道・十勝地方の中心、帯広の市街地から南東へ約50キロ。豊頃町の大津海岸には公共の交通機関では、ほぼたどり着くことができない。それにもかかわらず、1月中旬から2月下旬になると、朝日を浴びて輝く「ジュエリーアイス」を見ようと、海岸は多くの観光客でにぎわいをみせる。

 ジュエリーアイスとは、豊頃町を流れる十勝川の水が凍結したものが割れ、太平洋に流れ出た後に波にもまれて海岸に打ち寄せられた氷塊のこと。日の光を浴びて、まるで宝石のように美しく輝く。国内では同町の大津海岸でしか見ることができない。

 豊頃町企画課の越後秀顕さんは「北海道の代表となる観光資源にしていきたい」と意気込む。今季から漁協の協力を得て、地元の新鮮な魚介類を使った温かい食事も提供される休憩所(暖房完備)を設置。駐車場も整備し、観光客の受け入れ態勢を整えた。

 越後さんは「昨年は2千人程度がジュエリーアイスを見に来たが、今年は倍以上になるのではないか」と予測する。氷を積み木にしたアート作品などの写真撮影を楽しむ人が日に日に増えているという。

 海岸は冬にマイナス20度以下になることもあり、防寒対策は必須だが、極寒の地の〝宝石〟は、見る者の心を温かくしてくれそうだ。

 問い合わせは豊頃町観光協会(電)015・574・2216。

 協力/北海道観光振興機構

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