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【話の肖像画】落語家・春風亭一之輔(1)驚異的な売れっ子ながら…ずっと「寄席芸人」でありたい

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【話の肖像画】
落語家・春風亭一之輔(1)驚異的な売れっ子ながら…ずっと「寄席芸人」でありたい

春風亭一之輔さん(寺河内美奈撮影) 春風亭一之輔さん(寺河内美奈撮影)

 〈昨年、各界の一流のプロを取り上げるNHKの番組に登場して注目を集めた。テレビやラジオ、エッセーの執筆などでも活躍中だが、チャンチャカ、チャカチャカ…で始まる日曜夕方の民放人気演芸番組からのオファーは、まだない〉

 もっとテレビで売れたい? あんまりないですねぇ。目立ちたがり屋だから噺家になったわけで、(番組の)オファーが来たら「いくよ」って感じですかね。もちろん、司会とかドラマとか、いろんなことを勉強したい気持ちはあるし、時間があれば頑張りたい、決してマイナスにはならないとも思いますけど、最終的には落語で生きてゆければいいと思うんです。

 僕は「寄席芸人」です。寄席に出たくて噺家になったんだからずっと、寄席に出ている人でいたい。(今のように)掛け持ちなんかしないで1軒でいいんですよ。1席やってふらっと帰ってゆくおじいさん。あこがれますねぇ。30代はいろんなことがあって長く感じたけどまだ40歳、若手も若手ですよ。これから40年くらい落語ができると思うと楽しくて仕方がありません。(聞き手 喜多由浩)

 【プロフィル】春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ) 昭和53年、千葉県生まれ。日大芸術学部卒。平成13年、春風亭一朝に入門して朝左久、二つ目昇進時に一之輔を名乗る。24年、21人抜きで真打ちに抜擢(ばってき)。古典落語の滑稽噺を中心に、人情噺、新作など持ちネタは200以上。国立演芸場花形演芸大賞など受賞。柳家喬太郎(きょうたろう)、桃月庵白酒(とうげつあん・はくしゅ)との三人会は、5月15日、川崎市の麻生市民館大ホールで。問い合わせは(電)044・989・8548。

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