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【聞きたい。】伊吹有喜さん『彼方の友へ』 今も昔も変わらないもの “戦争の時代”のお仕事小説

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伊吹有喜さん『彼方の友へ』 今も昔も変わらないもの “戦争の時代”のお仕事小説

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 構想のきっかけは、実際に刊行されていた雑誌「少女の友」の復刻版を手にしたことだった。「たった1カ月しか書店に並ばないのに、付録がすばらしくて驚きました」。少女雑誌がどういうものだったのかに興味がわいた。自身が婦人誌の編集者だった経験も執筆を後押しした。男性社会に風穴を開ける女性主人公の姿には、時代を超えた共感がある。なにより「本への愛」がビシバシ伝わってくる。いま、書籍が売れ行き不振に陥っているなかで「エールになってくれたらうれしいですね」。(実業之日本社・1700円+税)

 篠原知存

                   

【プロフィル】伊吹有喜

 いぶき・ゆき 三重県出身、中央大を卒業後、出版社勤務を経てフリーライターに。『風待ちのひと』で作家デビュー。本書は直木賞候補となったほか、吉川英治文学新人賞にもノミネート。

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