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【主張】凍える北半球 温暖化対策のみで十分か

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【主張】
凍える北半球 温暖化対策のみで十分か

記録的な大雪に見舞われ、雪をかぶった住宅と国道8号で立ち往生したトラックの列=8日午後、福井県あわら市(共同通信社機から) 記録的な大雪に見舞われ、雪をかぶった住宅と国道8号で立ち往生したトラックの列=8日午後、福井県あわら市(共同通信社機から)

 列島の広い範囲が低温と猛吹雪で凍えている。例年にない厳しさだ。

 北陸地方など日本海側では多くの地域が記録的な豪雪に苦しんでいる。大雪は今後も続く恐れがある。既に死者も出ているので、十分な警戒と日常生活を維持するための備えが必要だ。

 今冬の大寒波の原因は何だろう。日本の冬が寒くなりやすい海洋の「ラニーニャ現象」との関連で説明されることが多いが、果たしてそれだけか。

 1月の米国ではフロリダ州に約30年ぶりの雪が降った。暴風雪に見舞われた東海岸では4千便以上のフライトが欠航に陥った。首都ワシントン近郊でも観測史上の最低気温を記録している。

 アフリカのサハラ砂漠にも雪が積もった。シベリアでは氷点下65度まで気温が低下した。

 こうした寒さの一因として、約200年ぶりに発生し、今も進行中の太陽磁場の活動低下も考慮に入れるべき時期ではないか。

 太陽物理学者の間では気候への影響を憂慮する声が、10年ほど前から上がっている。

 過去の活動低下期には小氷期が訪れているからだ。1645~1715年ごろと1800年前後の約30年間だ。英国のテムズ川に厚い氷が張っている。

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