産経ニュース

【健康カフェ】(114)家族の認知症 同居していても気づかないケースも

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【健康カフェ】
(114)家族の認知症 同居していても気づかないケースも

 60代後半の女性は、糖尿病の治療を始めて数カ月たっても、一向に血糖値が改善しません。薬をきちんと飲んでいるか尋ねると「毎日飲んでいます」と言いますが、会話に少し違和感を覚えます。同居の家族と受診するよう勧めても、女性1人がしばらく続きました。少しして息子さんが、「家に母の薬がたくさんある」と驚いてやってきました。薬の数からして、ほとんど服薬できていなかったようです。これまでの会話の様子から、女性に認知症の疑いがあることを説明し、専門科を受診するよう勧めました。

 この女性のように、同居する家族がいても認知症と気づかれないケースは意外と多くあります。2017年1月に英国の医学雑誌に報告された研究によると、年齢が低い方が認知症を見過ごされがちで、70歳以下では4人のうち3人が認知症の診断を受けていませんでした。また、男性の方が女性よりもこの割合が高いという結果でした。これは、男性の方が病院の受診をいやがったり、認知症を恥ずかしいと考えたりする傾向があるためと考えられます。

続きを読む

関連ニュース

「ライフ」のランキング