産経ニュース

麻酔医が定期的に経過観察を 無痛分娩の安全対策まとめる 厚労省研究班

ライフ ライフ

記事詳細

更新


麻酔医が定期的に経過観察を 無痛分娩の安全対策まとめる 厚労省研究班

 出産時の痛みを麻酔でやわらげる「無痛分娩(ぶんべん)」で妊婦や新生児の死亡や障害が相次いで発覚したことを受け、厚生労働省研究班は12日、麻酔担当医が定期的に妊婦を観察するなど、無痛分娩を行う際の望ましい安全対策を記した提言案をまとめた。近く無痛分娩を行う医療機関に対応を求める。

 提言案では、麻酔に習熟した常勤医を麻酔管理者として選任し、麻酔を担当する医師は少なくとも1~2時間ごとに妊婦を観察。麻酔開始直後や産後3時間は、5分程度で妊婦のベッドに行ける範囲にとどまることなどを「望ましい体制」として定めた。蘇生(そせい)設備を有していることや施設でマニュアルを作ること、医師や看護師らの研修を進めることなども求めた。

 無痛分娩の安全性に関しては、研究班の会議で日本産婦人科医会が「無痛分娩とそうでない分娩の間で死亡率に明らかな差がない」と報告している。研究班は今年度で終わるが、妊婦の理解・安心につなげるための情報公開の仕組み作りのため、来年度以降は関係学会でワーキング・グループを設置。研究班の取り組みを継続させていくとしている。

「ライフ」のランキング