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【第30期女流名人戦】本戦2回戦第3局(上)桑原、気合みなぎる打ち回し

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【第30期女流名人戦】
本戦2回戦第3局(上)桑原、気合みなぎる打ち回し

桑原陽子六段 桑原陽子六段

 しかし桑原六段は白14の好手を用意していた。解説の釼持丈八段は「白18までのワカレは謝さんにとっては不本意だったでしょう。地を稼いで喜ぶタイプではありませんからね。黒13ではAとゆったり攻めるべきでした」と指摘した。

 左下に転じて黒19のカカリに白20とハサまれたとき、黒21の肩ツキが「好感覚の一手」(釼持八段)だった。白26までを決めたあと黒27のトビが絶好のバランスとなり、黒31まで押し切った形が美しい。「だから白20ではBにコスんで、黒Cのケイマなら白Dのツメというふうに打ちたかった」と釼持八段。

 白32のコスミツケに黒33のコスミは石の形である。しかし釼持八段は「白34と打たせては甘い。黒33ではEとカカるべきでしょう」と問題視した。謝女流棋聖は黒35と白の隙間を突く手に期待したのだが、白36、38と反発され、白40の戻りに黒41の備えが省けず後手を引き、白44の好点を許すはめとなった。左辺白はDのヒラキ(ここはただでさえ打ちたい地点)と白F、黒G、白Hのワタリが見合いで心配ない。

 謝女流棋聖は黒45と打ち込んで戦機を求めたが、表情はさえなかった。逆に桑原六段は気合みなぎるという感じで、白46から48とサバキの大技を仕掛けた。ここで昼食休憩となった。(佐藤康夫)

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