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ごみだらけ、ぼや・漏水…集合住宅で認知症トラブル 周囲気付かず孤立、深刻化

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ごみだらけ、ぼや・漏水…集合住宅で認知症トラブル 周囲気付かず孤立、深刻化

高齢の姉妹が暮らしていた部屋。室内は大量のごみに埋もれていた=平成28年8月、大阪市内(提供写真) 高齢の姉妹が暮らしていた部屋。室内は大量のごみに埋もれていた=平成28年8月、大阪市内(提供写真)

 マンション住人の高齢化に伴い、認知症になってごみ出しができなかったり、ぼや騒ぎを起こしたりといったトラブルが目立っている。周囲が異変を見過ごし、放置される人も少なくない。子供の独立などを機に移り住んだ夫婦が孤立し、問題が起きても気付かれないといったケースもある。

 ◆1週間かけ処分

 「助けて…」。平成28年8月の深夜、大阪市内の80代の姉妹2人が暮らすマンションの一室から110番通報があった。救急隊員が駆けつけると、室内は空き缶や食べ残しなどの大量のごみに埋もれていた。妹は脱水症状で意識が混濁し、そばで認知症の姉がおろおろしていた。

 ともに命に別条はなかったが、クーラーが壊れた部屋は閉め切った状態で異臭がしており、訪れた地域包括支援センターの職員は「1日遅かったら、2人とも亡くなっていたかも」と振り返る。

 支援センターは部屋を所有する妹の了解を得て、業者に頼み計20トンのごみを1週間かけて処分。姉妹を施設に移し、部屋は成年後見人を付けて売却した。

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