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特攻の歴史、若者語り継いで 知覧の資料館、初めて出張展示

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特攻の歴史、若者語り継いで 知覧の資料館、初めて出張展示

知覧から出撃する穴澤利夫大尉の写真(右上)や特攻隊員の手紙などが展示されている知覧特攻平和会館。初の東京での単独企画展を行う=鹿児島県南九州市(同館提供) 知覧から出撃する穴澤利夫大尉の写真(右上)や特攻隊員の手紙などが展示されている知覧特攻平和会館。初の東京での単独企画展を行う=鹿児島県南九州市(同館提供)

 先の大戦で、飛行機ごと敵艦に体当たり攻撃を行った陸軍特別攻撃隊(特攻隊)の出撃基地があった鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館が、特攻の歴史を若い世代に語り継ごうと都内で初の出張展示会を行う。隊員たちと変わらない若い世代に、国のために散った普通の若者の人生を伝えたいという。知覧特攻平和会館は、特攻隊員を見送った町の使命として特攻隊の歴史を残そうと、鹿児島県知覧町(現・南九州市)に昭和62年に開館。隊員の手紙や遺品、関係資料を収集、展示している。遺族や特攻隊の生き残りなど年60~70万人の入館者がいたが、戦後70年が過ぎ、最近は40万人程度まで落ち込んでいる。

 そこで、戦争にあまり興味がない若い世代にも届くよう、東京に出張しての展示会を企画。「あなたの幸せを希(ねが)ふ以外に何物もない」「智恵子 会ひ度(た)い、話し度い、無性に」。20年4月12日、知覧から出撃した穴澤利夫大尉=享年(23)=が恋人に宛てた最後の手紙を軸に、隊員の息づかいが感じられる特攻のありのままの姿を伝える。

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