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北方領土元島民招き講演会 「一度は故郷の地を」

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北方領土元島民招き講演会 「一度は故郷の地を」

歯舞群島・多楽島出身の棟方澄子さんらを招いて開催された講演会=7日、静岡県庁(吉沢智美撮影) 歯舞群島・多楽島出身の棟方澄子さんらを招いて開催された講演会=7日、静岡県庁(吉沢智美撮影)

 北方領土問題への意識と理解を深めるため「北方領土の日」の7日、自民党北方領土問題を考える議員連盟(杉山盛雄会長)が静岡県庁に元島民の女性4人を講師として招き、強制命令で本土に引き揚げた故郷への思いなどを語った。

 歯舞群島・多楽島出身の棟方澄子さん(77)と、同・水晶島出身の渡辺ヨシエさん(76)=いずれも焼津市在住=は、昨年に引き続き、旧ソ連に島を占領され、追い出された当時の状況を話した。

 平成29年9月に“ビザなし交流”で多楽島に渡った棟方さんは「(先祖の墓がある故郷に)行けてうれしかったが、島が小さく浸食されているように感じた」と寂しそう。

 択捉島・留別村出身の姉妹、長利好子さん(81)と、池田京子さん(73)=いずれも静岡市清水区在住=も、島への思いを語り、池田さんは「一度は故郷の土地を踏んで、子供にいろんなことを伝えたい」と、ビザなしで自由に行き来できる日を希望していた。

 自民党の議員らは、わが国固有の領土である歴史的経緯と一日も早い返還への思いを新たにしていた。

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