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ハーボニーの偽造品流出で厚労省が対策強化 「秘密厳守」の仕入れ禁止

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ハーボニーの偽造品流出で厚労省が対策強化 「秘密厳守」の仕入れ禁止

肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造事件で広島から移送され、車に乗り込む加瀬芳美容疑者=7日午後、東京都大田区の羽田空港(寺河内美奈撮影) 肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造事件で広島から移送され、車に乗り込む加瀬芳美容疑者=7日午後、東京都大田区の羽田空港(寺河内美奈撮影)

 ハーボニーの偽造品流出を受けて、厚生労働省は昨年3月、再発防止策を検討する有識者検討会を設置。6月にただちに行うべき対応策をまとめ、昨年12月には最終的な報告書をまとめた。

 偽造されたハーボニーが最初に持ち込まれた「現金問屋」と呼ばれる卸売業者は、「秘密厳守」として相手の身元を確認せず医薬品を安価で仕入れることがあった。こうした取引は業界で長年続いていたが、厚労省は医薬品医療機器法の施行規則などを改正し、卸売業者や薬局が医薬品を仕入れる際は販売許可証や身分証などで身元を確認することを義務化。医薬品の製造番号や使用期限なども書面で保存することとした。

 また、今回の偽造品は外箱がない状態で流通していたことから、卸売業者や薬局が封を開けて販売した場合は、開封した薬局の名前や住所を表示することも求めた。ハーボニーは当時、ボトル容器に入っていたが、ハーボニーの製造販売元であるギリアド・サイエンシズ(東京)によると、現在はシート状の包装に切り替えている。

 日本薬剤師会と日本保険薬局協会、日本チェーンドラッグストア協会は昨年3月、薬局間での医薬品の受け渡しに関するガイドラインを作成。日本医薬品卸売業連合会なども12月、卸売企業で働く薬剤師を対象に研修を行うなど、再発防止に努めている。

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