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結核抑制達成、数年遅れか 目立つ高齢と都市の患者

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結核抑制達成、数年遅れか 目立つ高齢と都市の患者

 1年間に新たに結核と診断される患者を、平成32年までに「低蔓延(まんえん)国」とされる10万人当たり10人以下にするとの国の目標の達成が、数年遅れになりそうだ。厚生労働省が病原微生物検出情報29年12月号で明らかにした。高齢者、都市部での患者の割合増加が目立っている。

 28年の新規届け出患者は全国で1万7625人、10万人当たりでは13.9人だった。前年比で見ると減ったものの、近年は年間4~6%減で推移しており、このままのペースだと、32年までの目標達成は難しいという。

 新規患者の男女比は6対4。35歳以上で男性の割合が増え、40歳以上80歳未満では男性が女性の約2倍に上っている。高齢化も目立ち、65歳以上の割合は8年の43%、18年の55%に対して、28年は67%と、3分の2が高齢者になった。

 東京都市部と政令指定都市では、日本全体の人口比では29%だが、結核の新規患者では35%、64歳以下では41%を占めている。

 世界保健機関(WHO)は、患者が治癒したり一定の治療を終えたりした「治療成功率」の目標を85%に設定しているが、日本で27年から28年にかけて治療を成功した患者の割合は53%にとどまる。

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