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新潟県内初のバイオ医薬品工場 新潟市で年内稼働へ 露企業とも協力

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新潟県内初のバイオ医薬品工場 新潟市で年内稼働へ 露企業とも協力

カルティベクスの工場を視察するバイオ医薬品メーカー、バイオカッドのモロゾフCEO(右端)と新潟市の篠田昭市長(左端)=31日、同市北区松浜町(松崎翼撮影) カルティベクスの工場を視察するバイオ医薬品メーカー、バイオカッドのモロゾフCEO(右端)と新潟市の篠田昭市長(左端)=31日、同市北区松浜町(松崎翼撮影)

 バイオ医薬品メーカーのカルティベクス(東京都千代田区)は、新潟市北区松浜町で建設中の新潟工場を3月上旬に完成させ、がん治療用などの医薬品の生産に年内をめどに乗り出す。ロシアのバイオメーカーと連携した共同開発も視野に入れており、日露の経済協力を象徴するような成果が期待されている。

 カルティベクスは、三菱ガス化学と日本化薬が共同で平成28年に設立。新潟工場は同市が誘致に成功した県内初のバイオ医薬品の製造拠点で、三菱ガス化学新潟工場の敷地内で整備が進む。工場の面積は約2500平方メートルで、同社の藤井政志社長は「全国的にみても先進的なバイオ医薬品の工場になる」としている。

 同社は、日露両国の首脳が28年に合意した医療やエネルギー分野など8項目の経済協力に基づき、ロシアのバイオメーカー、バイオカッドと事業協力を目指す覚書を交わしている。将来的にはバイオ医薬品の研究や開発を共同で手掛けたい考えだ。

 31日には、バイオカッドのモロゾフ最高経営責任者(CEO)や篠田昭市長らが完成間近の工場を視察。藤井社長は「新潟を代表する工場にするためにも協力してほしい」と要請し、モロゾフ氏は「道のりは長いだろうが、ぜひ一緒に仕事をしたい」と応じた。

 新潟工場では当面、出資2社からの出向社員10~20人が勤務する。稼働後の従業員の採用は未定。同社は新規参入する国内市場でのシェア獲得を狙いつつ、製品の輸出も視野に入れる構えだ。

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