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栃木・那須街道のアカマツ守れ 防虫剤注入進める 

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栃木・那須街道のアカマツ守れ 防虫剤注入進める 

アカマツの幹に薬剤入り容器を挿し込む作業員=29日、那須町高久甲(伊沢利幸撮影) アカマツの幹に薬剤入り容器を挿し込む作業員=29日、那須町高久甲(伊沢利幸撮影)

 栃木県那須町の那須街道のアカマツ林で、松くい虫の被害を防ぐため薬剤の樹幹注入が進められている。作業員がアカマツの幹にドリルで穴を開け、薬剤入り容器を挿し込んでいった。

 薬剤注入は林野庁塩那森林管理署が平成16年から機械を使った薬剤散布ができないエリアを対象に実施され、今年は23~30日、3・5ヘクタールの515本を対象に実施。1本のアカマツに注入される薬剤は約300ミリリットルで、6年程度の予防効果があるという。

 29日は現場に同署の高木鉄哉署長やオオタカ保護基金の遠藤孝一代表らが訪れ作業を確認した。

 那須街道のアカマツ林は約80ヘクタール。樹齢70~100年の木々が並び、アカマツ遺伝資源のための保存林に42ヘクタールが指定されており、オオタカの生息地としても知られる。昭和58年には約2万本あったが、松くい虫による被害が進み、昨年は初めて9千本を割り込んだ。 

 高木署長は「アカマツ林は那須を代表する景観。オオタカなど貴重な猛禽(もうきん)類の生息地でもあり、アカマツ林を守るため今後も作業を継続したい」と話した。

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