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【ゆうゆうLife】病と生きる 元陸上選手・小幡佳代子さん(46) ランナー特有の痛み、最後の大阪では出ず

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病と生きる 元陸上選手・小幡佳代子さん(46) ランナー特有の痛み、最後の大阪では出ず

元陸上選手の小幡佳代子さん(宮川浩和撮影) 元陸上選手の小幡佳代子さん(宮川浩和撮影)

 28日は、第37回大阪国際女子マラソン。今年も寒空に熱い声援が響く日を迎える。世界選手権女子マラソンで8位に入賞するなど、現役の16年間に27回も完走したタフさが持ち味の元陸上選手、小幡佳代子さん(46)は、自己ベストも引退レースも、大阪のこの大会だった。右足のしびれに悩まされながら、最後のレースは「ミラクルみたいにしびれが出なくて走れたんですよ」。幸せな競技人生だったという。(聞き手・牛田久美)

                     

 幸い私は競技者としては故障が少ない選手でした。それでも現役の間は、発熱、貧血、膝の外側に痛みがある腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎(ランナー膝)などがずっとあり、引退も故障がきっかけでした。

 大阪国際女子マラソンは、数カ月のトレーニングを重ねてピークを1月末の大会へ持っていきます。その1カ月前、年末年始の合宿がいちばんきつい。逆に、ここで走れれば「大阪は成功する」と分かるほど大切な合宿でした。

 合宿中、疲労がピークに達すると必ず39度の高熱が出ました。ドーピング検査があるから薬は飲めません。でも疲労の発熱はパッと出た後、1日で下がり、すっきりする。監督は「また出たな」。私も「疲労が取れちゃってよかった」という感覚でした。

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