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長野県内初の「氷河」発見 鹿島槍ケ岳の「カクネ里雪渓」など 学術的裏付け

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長野県内初の「氷河」発見 鹿島槍ケ岳の「カクネ里雪渓」など 学術的裏付け

新たに氷河であることが分かったカクネ里雪渓でGPSによる調査を行う専門家(調査団提供) 新たに氷河であることが分かったカクネ里雪渓でGPSによる調査を行う専門家(調査団提供)

 信州大学と長野県大町市立大町山岳博物館などでつくる学術調査団は18日の記者会見で、長野・富山両県にまたがる北アルプス・鹿島槍ケ岳(標高2889メートル)のカクネ里雪渓(同市)について、下層部分の氷体が氷河であることが、学術的に認められたと発表した。富山県側の雪渓2カ所でも確認された。国内では、富山県の立山連峰の3カ所に次ぐ発見で、長野県内で確認されたのは初めて。氷河に含まれる成分調査などが進めば、氷河の形成過程や気候変動の解明に寄与することが期待される。(三宅真太郎)

 ■山奥で調査できず

 カクネ里雪渓は、鹿島槍ケ岳の標高1795~2160メートルにあり、長さ約790メートル、幅280メートル、厚さは30メートル以上ある。万年雪が押し固められてできたもので、氷河は雪渓の下層に存在するという。

 1950年代後半に、地理学者が現地調査を行い氷河の可能性を指摘したが、山岳ガイドでも到達するのに2日かかる山奥なため、その後約60年間、科学的調査は行われなかった。

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