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陛下、沖縄に「特別の思い」 皇太子さまへの継承の旅に

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陛下、沖縄に「特別の思い」 皇太子さまへの継承の旅に

平成26年6月、撃沈された対馬丸の生存者や遺族と懇談される天皇、皇后両陛下=那覇市の対馬丸記念館 平成26年6月、撃沈された対馬丸の生存者や遺族と懇談される天皇、皇后両陛下=那覇市の対馬丸記念館

 天皇、皇后両陛下が3月に沖縄県を訪問されることが12日、明らかになった。天皇陛下の譲位日が来年4月30日に決まり、最初の地方訪問先に強く希望された。象徴として最後の日々を送る中、新天皇となられる皇太子さまに沖縄への思いを継承される旅にもなる。

 陛下が皇后さまとともに初めて沖縄を訪問されたのは昭和50年7月。南部戦跡にある慰霊碑「ひめゆりの塔」で供花した際に過激派から火炎瓶を投げ込まれる事件が起きたが、陛下はその夜、沖縄への思いを込めた談話を出された。

 「多くの尊い犠牲は、一時の行為や言葉によってあがなえるものでなく、人々が長い年月をかけて、これを記憶し、一人一人、深い内省の中にあって、この地に心を寄せ続けていくことをおいて考えられません」

 疎開中の19年8月、沖縄を出た学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦の魚雷攻撃を受け、同世代だった学童約780人を含む約1500人が犠牲になったことも、記憶に強く刻まれている。前回平成26年6月の訪問時には、対馬丸の生存者や遺族らを慰められた。

 慰霊訪問は10回を数え、沖縄戦終結の6月23日と対馬丸が撃沈された8月22日には欠かさず黙●(=示へんに寿の旧字体)(もくとう)をささげられている。ご成婚後の昭和38年からは「豆記者」として派遣された小中学生との交流も重ねられてきた。

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