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【教育動向】2018年の教育 小学校も変わる! 英語など移行措置スタート

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【教育動向】
2018年の教育 小学校も変わる! 英語など移行措置スタート

「カリキュラム・マネジメント」の大きな契機に

 ところで今回の新指導要領では、各学校に、「主体的・対話的で深い学び」と並んで、「カリキュラム・マネジメント」(カリマネ)を行うよう求めています。児童生徒や学校・地域の実態をもとに、指導要領のねらいを実現するよう工夫しなさい…ということです。

 英語教育の授業時間数増は、そんなカリマネの試金石となります。小学校にはこの2年間で、カリマネを真剣に考えることが、現実問題として迫られるのです。

 これまでの改訂でも、小学校は、中学校・高校に先んじて教育改革の趣旨の実現に努力するトップランナーの役割を果たしてきました。「主体的・対話的で深い学び」も、文部科学相が中教審に諮問した2014(平成26)年11月の段階から、すぐにそのような授業の在り方を探る動きが活発になっていました。カリマネも2018(平成30)年度から、すぐに模索が始まることでしょう。

 しかもカリマネは、一つの教科にとどまりません。どの教科でも共通して「資質・能力の三つの柱」(〈1〉知識・技能〈2〉思考力・判断力・表現力等〈3〉学びに向かう力・人間性等)を学校全体で育てよう…というのが、新指導要領のねらいだからです。小学校ではプログラミング教育も必修化されますが、どの教科で何時間実施するかは各学校の裁量に任されました。これも、カリマネが不可欠です。

 英語教育をきっかけに、他の教科の授業も変わっていくことでしょう。それによって、これからの人生を、自らの頭で主体的に切り開いていくことができる子どもを育成するのが、新指導要領の趣旨であり、カリマネの役割なのです。(筆者:渡辺敦司)

※新学習指導要領 移行措置関連資料

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387780.htm

※学習指導要領の改訂を提言した中教審の答申

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1380731.htm

(提供:Benesse教育情報サイト

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