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【話の肖像画】公明党元代表・神崎武法(4) 撃たれたら…ヘリでサマワ入り

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【話の肖像画】
公明党元代表・神崎武法(4) 撃たれたら…ヘリでサマワ入り

 〈自民党は平成13年4月の総裁選で、小泉純一郎元郵政相を選出し、小泉政権が発足する〉

 私は当初、橋本龍太郎元首相が再登板されると思っていました。

 小泉さんとの連立は苦労しました。まず「連立合意」を結ばない、「この指止まれ」でやりたいというんですから。政策協定も合意もないまま、首相指名選挙で他党の党首の名前を書くことなんてできません。押し合いへし合いして、森(喜朗元首相)さんの尽力もあって、連立合意をまとめることができたので、私たちも小泉さんの名前を書くことができたんですね。

 小泉さんは、公明党は平成研(現額賀派)と仲がいいと、うさん臭く思っていたのかもしれません。ところが、いざ連立を組んでみると「公明党は選挙でもよくやってくれている」ということになったし、政策も何でも互いに遠慮なく主張すべきは主張して、真剣に調整した。その意味で、自公の盤石な基盤は小泉時代にできたといえると思います。

 〈政府与党は16年、イラク・サマワに復興支援のため陸上自衛隊の派遣を決めた〉

 日本が戦争をしに行くのではなく、戦後の復興のために具体的な行動で貢献できるのかというのが問われていました。政府与党として判断する以上、公明党としても応えなければいけない。とはいえ、党内も支持者も、自衛隊を海外に派遣することに反対という空気が結構強かったんですよ。だから現地に行って肌身で安全であることを確認するしかない。もし私が銃で撃たれたら自衛隊の派遣をやめればいい。判断の根拠が必要だと考えたのです。

 〈同行者に「死ぬときは一緒だね」と話した〉

 それはもう、いつどうなるかわからないから(笑)。外務省はイラク訪問に反対でした。与党幹部が入ると武装勢力の残党に狙われると懸念していました。ですからクウェートに行き、現地から米大使館などとイラク入りの最終調整をやりました。

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