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【ゆうゆうLife】アートで対話の力引き出す 芸大が福祉施設向け人材育成

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【ゆうゆうLife】
アートで対話の力引き出す 芸大が福祉施設向け人材育成

有料老人ホームで、高齢者と一緒に転倒予防の体操をする荒川弘憲さん(左)=平成29年8月、東京都内 有料老人ホームで、高齢者と一緒に転倒予防の体操をする荒川弘憲さん(左)=平成29年8月、東京都内

 開講に結び付いた取り組みの一つが、日比野さんが平成24年から関わる「とびらプロジェクト」。芸大と連携する東京都美術館を拠点に、人と作品、人と人とが出会える場をつくる人材を育ててきた。

 5月の講義では、なるべく言葉を使わずに白い模造紙1枚とペンといった物だけで、上野公園で初めて会った人との交流を試みるなど、ユニークな授業内容も特徴だ。

 受講者約80人のうち、半数以上が社会人。都内の介護施設で働く女性(37)は、仕事に閉塞(へいそく)感を感じて申し込んだ。「同じ事を繰り返す認知症の人を尊重したくても難しい。楽しく働けるように視点を変えたかった」

 芸大と組んで実習先を提供するのは、約300の有料老人ホームを手掛けるSOMPOホールディングス。試行的に実施したプログラムでは、雪の結晶をイメージした作品を作り、冬の思い出を語り合った。参加者の個性が表れ、会話が弾み、入所者のコミュニケーションの活性化にもつながったという。

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