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【解答乱麻】「心を立てようとしたら、まず躰から」 実践に基づく「立腰教育」 元小学校校長・玉田泰之

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【解答乱麻】
「心を立てようとしたら、まず躰から」 実践に基づく「立腰教育」 元小学校校長・玉田泰之

 全国各地を講演行脚して、児童生徒の姿を見、父母と対話された森信三先生が「腰骨(こしぼね)を立てる教育」を提唱されるようになったのは、昭和37(1962)年頃からである。

 森信三全集第24巻には「腰骨を立てる教育」と題して一書を収めておられる。

 この教育は後日短く「立腰(りつよう)教育」と呼ばれるようになった。また森先生が初めて提唱されたので、ここでは創唱とした。

 立腰教育といっても初めて目にされた読者は、奇異な思いをされたのではないかと思う。それ故、その理論的根拠と実践方法について、前述の本や先生がいろいろな所に書かれた文章を基にしながら説明してみたい。

 〈理論的根拠〉

 ○戦後、わが国の「新教育」は、児童生徒の自主性ないしは主体性の確立を根本眼目とした。そして解放及び批判的態度という方法的原理をもって、それを達成しようとした。しかし、十分なる成果を挙げたとはいえず、それへの根本的対策として、立腰教育を提唱したのである。

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