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【筑駒、灘、開成トリプル受験体験記】感染予防が第一、直前期の乗り越え方

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【筑駒、灘、開成トリプル受験体験記】
感染予防が第一、直前期の乗り越え方

マスクは、つける前に鼻の部分をしっかり折るのがポイント(牛田久美撮影) マスクは、つける前に鼻の部分をしっかり折るのがポイント(牛田久美撮影)

一に睡眠、二に睡眠…

 昨年の東京の入試が解禁された2月1日の午前7時半。開成中へ向かうJR山手線の車内で、息子がライオンのように大あくびをした。

 私は慌てて手元のスマートフォンで検索し、最寄り駅であるJR西日暮里駅前にあるイスがふかふかの喫茶店に駆け込んだ。

 「20分眠ろう!」

 約1100人が挑む同校入試。「十分に眠り、澄み切った思考こそ実力を発揮できる」と信じ、前夜も早く眠ったはずだった。

 新幹線で遠征した灘中入試から2週間、疲れが出たのだろうか。スヤスヤ眠る息子に半ば驚き、半ばあきれつつ寝顔に見入った。30分後、息子は笑顔で校舎の中へ。

 灘中入試前夜のホテルでも、掛け時計の針をそっと進め、早く寝た。受験直前は、1問でも学ぼうと就寝時刻が遅れがちだが、ぐっすり眠り、すっきりした思考で挑んでほしかった。

 2月2日。明日は筑駒入試という日、仕事から戻ると息子は掃除機をかけていた。どうせ気分転換するならと、スーツケースに塾のテキスト、いつも一緒にいるぬいぐるみなどを詰めて、筑駒近くのホテルにチェックイン。「“缶詰”にされた作家さんみたい!」と笑顔で、やはり早く寝た。

 振り返ると、この時期、心の中で「万が一」ばかり想定していた。1校目が残念な結果だったら何と言葉をかけよう? 2校目へどう立て直そう? 大雪になったら迂回(うかい)路は? 筆箱を忘れたと言いだしたら? 発熱したら?

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