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創薬大国へ強化プラン本年度から始動 遺伝子情報を基に治療法選ぶ「ゲノム医療」推進へ

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創薬大国へ強化プラン本年度から始動 遺伝子情報を基に治療法選ぶ「ゲノム医療」推進へ

日本創薬力強化プランの主な内容 日本創薬力強化プランの主な内容

 厚生労働省がまとめた「日本創薬力強化プラン」の全容が30日、分かった。「創薬大国」を実現するため、革新的な新薬を創出する環境整備を進め、国際的競争力を強化するのが狙い。約2人に1人が罹患(りかん)するがんでは、遺伝子情報を基に治療法を選ぶ「ゲノム医療」を推進するため、厚労省はゲノム治療を行う医療機関を「がんゲノム医療中核拠点」に指定するほか、中核拠点が解析したゲノム情報を集約・管理する「がんゲノム情報管理センター」を整備し、治療薬開発にも役立てる。

 強化プランは主に、研究開発環境の改善▽コスト低減と効率性向上▽日本発医薬品の国際展開の推進▽ベンチャーの創出-で構成される。厚労省と内閣府は、平成29年度補正予算案と30年度当初予算案で総額約830億円を確保し、29年度から順次作業に着手する。

 ゲノム医療の推進は、研究開発環境の改善の柱となる。がんは昭和56年以降、死因の1位で、平成28年の新たながん罹患者数は約100万人に上る。

 日本のがんゲノム治療は欧米より実用化の取り組みが遅れている。臓器別の治療よりも、各患者の遺伝子変異に基づく治療が進めば、患者にとってはより最適な治療を受けることができる。

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