産経ニュース

【続・消えるがん消えないがん】「先生、オプジーボを」「それは無理」免疫治療の新薬万能にあらず 日本の問題「玉石混交の療法」

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【続・消えるがん消えないがん】
「先生、オプジーボを」「それは無理」免疫治療の新薬万能にあらず 日本の問題「玉石混交の療法」

 免疫治療の新薬は万能ではない。すべての患者に使えるわけではなく、使える対象の患者といえども、すべての人に効果は期待できない。それでも、従来の治療薬に比べ、がん縮小の効果が期待でき、延命できるケースも出てきている。その患者の心理につけ込み、命を脅かすような営利優先の医療がひそかに行われていた。

    

 東京都内の元会社員男性、滝沢尚人さん(61)=仮名=は、今年2月、都内のがん専門病院で肺がんと診断された。手術適用の段階である「ステージ3」だった。「なぜ私が…」と大きなショックを受けたが、気を取り直し、手術の日程を調整することになった。

 ところが、滝沢さんは独断で1カ月後に都内のクリニックを訪ねた。手術を受けるのが怖かったのだ。

 ネットで見つけたクリニックは「体にやさしい免疫療法」「がんの予防や再発防止」を掲げ、自由診療で免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」による治療を提供していた。

 雑居ビルの上層階にあるクリニックへエレベーターで上がってみると、玄関には看板代わりに貼り紙があるだけ。医療機関らしくない外観に「ちょっと怪しいかな」と不安もよぎったが、医師の説明を聞くうちに「これなら治るかもしれない」と思えてきた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「先生、オプジーボを」「それは無理」免疫治療の新薬万能にあらず 日本の問題「玉石混交の療法」
  • 「先生、オプジーボを」「それは無理」免疫治療の新薬万能にあらず 日本の問題「玉石混交の療法」

関連ニュース

「ライフ」のランキング