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【続・消えるがん消えないがん】「先生、オプジーボを」「それは無理」免疫治療の新薬万能にあらず 日本の問題「玉石混交の療法」

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【続・消えるがん消えないがん】
「先生、オプジーボを」「それは無理」免疫治療の新薬万能にあらず 日本の問題「玉石混交の療法」

 神奈川県に住む70代の会社経営の男性が、末期の肺がんと宣告されたのは半年前のことだった。今年8月に写した画像では、がんは心臓の後ろで直径7センチの巨大な塊となっていた。

 「もう命はあきらめかけていました」

 一縷(いちる)の望みをかけて新しい免疫治療薬の投与を受けると、がんがみるみる小さくなり、10月の画像では直径2センチに縮小していた。

 「まさか…」

 東京都港区の虎の門病院。画像を見せられた男性はうれしさのあまり涙がこぼれそうになった。

 劇的な治療効果をもたらした薬は免疫チェックポイント阻害剤の一つ、「キイトルーダ」(一般名ペムブロリズマブ)だ。平成28年12月に肺がん治療薬として国が承認し、保険診療の適用となった。

 がん治療薬として知られる「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)と同じようなメカニズムで働く新薬で、「PD-L1」というタンパクの発現率の条件が合えば、抗がん剤治療などをせずファーストライン(1次治療)で使えるのが特徴だ。

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