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和室に高級ベッド入れ外国人観光客誘致 秋田大館の老舗旅館「日景温泉」リニューアル

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和室に高級ベッド入れ外国人観光客誘致 秋田大館の老舗旅館「日景温泉」リニューアル

青森県境にある日景温泉(大館市) 青森県境にある日景温泉(大館市)

 創業から120年あまりを数え、経営難から閉館した老舗旅館、「日景温泉」(秋田県大館市)が10月リニューアルオープンし、再開を懐かしむファンでにぎわっている。昭和初期の建物を大幅改装し、和室に高級ベッドを入れるなど富裕層や外国人観光客の誘致を意識、国内外から広く顧客を呼び込みたい構えだ。

(藤沢志穂子)

 JR秋田駅から奥羽本線のローカル線で約2時間、青森県境にある陣場駅から車で5分ほど走った山間に日景温泉はある。約2万平方メートルの敷地に、木造2階建て計28室の宿泊棟を持つ。

 日景温泉は明治26(1893)年、地元名士の日景弁吉が開業した。温泉は「皮膚に効く」「美肌の薬湯」などと評され、近くにあった鉱山の労働者や地域住民に親しまれてきた。青森、岩手、秋田の周辺3県はじめ多くの観光客が訪れていたが、平成23年の東日本大震災で東北自動車道が寸断されたことなどから客足が遠のき、経営難に陥って、26年に閉館した。

 経営を引き継いだのが、大館市で結婚式場などを経営する割烹(かっぽう)きらく。創業家の「地場企業に再建してほしい」との思いを受けて、約3年をかけて改装した。

 青森県境にあることから、現在は日帰り客の6~7割が青森からで「『青森経済圏』は意識している」と石川崇代表。「大館にはきりたんぽ、比内地鶏、秋田犬など秋田の魅力が詰まっており、広く発信していきたい」と話す。

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