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「ワードプレイ ワセニ・ウォルケ・コスロフ」展 国境や言葉、民族を超えて

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「ワードプレイ ワセニ・ウォルケ・コスロフ」展 国境や言葉、民族を超えて

「ワードプレイXV」2013年 「ワードプレイXV」2013年

 「アメリカン・ジャズ」という作品でも、あらゆるものが混在し、日本語に似た形も浮かぶ。赤や黄色などの色彩が画面にリズムを刻みハーモニーを奏でる。「私は聴くだけですが、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイビスらジャズ・ミュージシャンが好きです」

 スケッチはせず、いきなりキャンバスにアクリル絵の具で描いているため、即興的で躍動感がある。「画面を埋めていくのは料理と似ている。いろんな素材を切ったり、混ぜたりして料理ができるように画面ができあがるのです」

 ワセニは、エチオピアの美術大学で絵画を学んだ後、米国の大学で博士号を取得。エチオピア国立博物館や米国のニューアーク博物館など各地で展覧会が開かれ、日本でも高知県のギャラリーで3度の個展を開催している。創作と同時に、孤児院やエイズ団体、教育機関などに寄付を続けている。

 約30年間アメリカで暮らす美術評論家の梁瀬薫さんは「世界の有名美術館に作品が所蔵され、欧米では知られる存在。ワセニには熱心なコレクターがいて、ギャラリーで個展をやればほとんど売れてしまう」と話す。

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