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「ワードプレイ ワセニ・ウォルケ・コスロフ」展 国境や言葉、民族を超えて

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「ワードプレイ ワセニ・ウォルケ・コスロフ」展 国境や言葉、民族を超えて

「ワードプレイXV」2013年 「ワードプレイXV」2013年

 アフリカ現代美術を代表するエチオピアの画家を紹介する「ワードプレイ-ワセニ・ウォルケ・コスロフ」展が、山梨県北杜市の中村キース・へリング美術館で開かれている。鮮やかな色彩と文字を融合させた作品は、高原の美術館でリズミカルで軽やかな音を刻んでいる。(渋沢和彦)

                  

 現在は米サンフランシスコを拠点に活動するワセニ・ウォルケ・コスロフ(67)。日本の美術館では初開催となる個展会場に入ると、横が2メートルを超える大作「私のアメリカII」が目に飛び込んでくる。画面に登場するのは、ニューヨークの自由の女神の頭部やワシントン記念塔、ディズニーのキャラクターから清涼飲料水の缶、銃など、現代アメリカ社会を象徴するものであふれる。

 画面には黒い記号のような形が至る所に現れる。ワセニの母国、エチオピアのアムハラ語だ。文字をそのまま表現するのではなく、誇張して引き伸ばしたり、上下が逆さになっていたりする。文字のイメージを超え、思いもかけない姿となって浮かび上がる。

 今回の個展を機に来日したワセニは「アムハラ語の文字は、ひっくり返したりゆがめたりしているので、いろんな言語に見えるのかもしれません。バランスを考えた構成が重要。画面を構成する要素が私の言葉です」と話す。

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