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【正論】本居宣長の「保守主義」に学び、「自然のまま」「神の所為」を大事に 日本大学教授・先崎彰容

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【正論】
本居宣長の「保守主義」に学び、「自然のまま」「神の所為」を大事に 日本大学教授・先崎彰容

日本大学の先崎彰容教授 日本大学の先崎彰容教授

 昨今、「保守的」であることは常識になっている。ここ数年、目につく新刊本の棚には『保守とは何か』といった類(たぐ)いの書名を複数見ることができるし、著者の多くは別段、政治的左右に色分けされる人でもない。恐らくその内容は、西洋思想史であればバークやトクヴィル、バジョットが紹介され、日本の場合は小林秀雄や福田恆存、江藤淳などが復習されているはずである。これまた常識の範囲内ということになるであろう。

 執拗に批判した「からごころ」

 概(おおむ)ねその主張は、フランス「革命」などへの嫌悪であり、マルクス主義批判であり、過去の伝統を重視する立場だろう。革新よりも積み重ねてきた秩序を重んじ尊重する。イギリスにはイギリスの、日本には日本の歴史が存在するのであり、馴染(なじ)んだ「価値」の改良をよしとする立場が保守である。寛容さこそ保守の神髄だ、昨今はこういう意見もあるようである。

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