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【原発最前線】原発「運転ブランク」に規制委の委員長らが「恐怖」感じるワケ

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【原発最前線】
原発「運転ブランク」に規制委の委員長らが「恐怖」感じるワケ

「負の連鎖」から抜け出せるか

 電力事業者間では、一般社団法人原子力安全推進協会(JANSI)が事務局となり、川内1、2号機など再稼働を果たした原発に他の電力事業者から若手職員らを派遣し、運転・点検などの現場を体験させる取り組みも行われている。

 JANSIによると、運転中プラントの業務の邪魔にならないよう「月に1、2回、数日から1週間程度の期間で数人程度サイトに入り、巡視点検に同行するなどして実際にプラントが動いているのを肌で感じるようにしている」という。

 更田氏は11月22日の定例会見で「技術者にとってはプラントの温度だけなく、振動、におい、雰囲気について感覚を持っていることは、不具合を未然に感じ取るためにも大きな意味がある」と指摘し、JANSIの取り組みを後押しした。ただ、問題の根本は原発の再稼働がなかなか進まない現状にある。安全審査に時間がかかり、運転停止施設の維持に多額の費用が生じ、代わりの火力発電などのコストが電気料金に上乗せされ、運転員の経験不足が問題化する-。そんな「負の連鎖」の中に多くの原発が置かれている。その連鎖の中心に規制委が存在していることも、忘れてはならないだろう。

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