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【日本再発見 たびを楽しむ】一見さん歓迎の体験会も~にし茶屋街(石川県金沢市)

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【日本再発見 たびを楽しむ】
一見さん歓迎の体験会も~にし茶屋街(石川県金沢市)

金沢芸妓の伝統芸能を守る「はん家」の光晴さん(左)と紗やかさん=金沢市野町 金沢芸妓の伝統芸能を守る「はん家」の光晴さん(左)と紗やかさん=金沢市野町

 JR金沢駅兼六園口を出ると巨大オブジェのような木造の「鼓門」に迎えられる。鼓門は金沢の伝統芸能、加賀宝生の鼓をモチーフに作られた。格子状に組まれた門上部を見上げると、到着早々に歴史ある町を訪れた実感が湧いてきた。

 その金沢が誇る伝統芸能のひとつが、ひがし、にし、主計町(かずえまち)と市内に3つある茶屋街で楽しむお茶屋遊び。藩政期から続くお茶屋の芸を46人の金沢芸妓(かなざわげいぎ)が厳しい稽古を積み守っている。

 芸妓の人数が19人と3茶屋街で現在最多の「にし茶屋街」は、他の2つの茶屋街とは離れ、兼六園や金沢城のある中心部から繁華街片町を通り過ぎ、犀川(さいがわ)を渡ったところにある。まだ午後の明るい時間、石畳の通りに面した出格子の奥から、大太鼓、三味線のお稽古の音が漏れてくる。

 取材に応じた「はん家」の芸妓、紗やかさんは「金沢の人ですら芸妓なんてまだおったんねと言います。お茶屋の魅力がもっと広く伝わって、金沢芸妓に興味を持つ人が増えてほしい」と話す。

 一見さんお断りが基本のお茶屋だが、その魅力に触れてもらおうと、金沢市観光協会は東・西・主計町料亭組合などと協力し「金沢のお茶屋体験」(要参加費)を開催している。お茶屋に上って芸妓の踊りを見たり、お座敷遊びに参加したりすることができる。問い合わせは、金沢市観光協会(電)076・232・5555(平日午前9時~午後5時半)。

 にし茶屋街など金沢の情報が掲載された女性誌「Kiite!(きいて!)」(http://kiite-kiite.com/)12・1月号が郵便局で発売中。

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