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【話の肖像画】元通産事務次官・小長啓一(1) 列島改造論の思いは今に生きる

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【話の肖像画】
元通産事務次官・小長啓一(1) 列島改造論の思いは今に生きる

小長啓一氏(納冨康撮影) 小長啓一氏(納冨康撮影)

 〈10月の衆院選は自民党が大勝した。昭和46年から3年5カ月、通商産業相と首相を務めた田中角栄氏に秘書官として仕え、その政治手腕を間近で見てきた小長氏は今の政治に何を思うのか〉

 田中さんの原点は新潟県に生まれた郷土愛と戦後復興です。通産相の秘書官になって間もない頃、田中さんに出身地を聞かれ、「岡山です」と答えると「雪はロマンの世界だよな」とおっしゃった。意味が分からずにいると、こう続けられた。「川端康成の小説『雪国』のように、トンネルを越えると雪景色が広がり、料亭で雪を眺めながら酒をめでる。君らにとってはそんな感じだろう。だが俺にとって、雪は生活との戦いなんだ」。国土開発に関して生活実感に基づいて長年取り組んできた田中さんとでは理解の深さが全然違うと思い知らされましたね。「もっと勉強しなくては」と田中さんが作った33本の議員立法や都市政策大綱を読み込みました。

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