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【書評】万葉集の言葉の意味、使い方を紹介『美しい日本語が話せる 書ける 万葉ことば』上野誠著

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【書評】
万葉集の言葉の意味、使い方を紹介『美しい日本語が話せる 書ける 万葉ことば』上野誠著

『美しい日本語が話せる 書ける 万葉ことば』上野誠著 『美しい日本語が話せる 書ける 万葉ことば』上野誠著

 よろずよ、つれもなし、なでしこ…。万葉集研究の第一人者である著者が「八世紀の言葉の文化財」と評する万葉集に登場する言葉の意味、使い方を紹介する。

 「よろずよ」は、“よ(代)”がたくさんあり「永遠に」、「つれもなし」の“つれ”はゆかりで「縁もゆかりもない」の意味。また、「なでしこ」が美しくやさしい女性のたとえとなったのは、恋人をなでしこの花にたとえ、歌にも多く使った大伴家持の力とも。

 日本語の伝統、万葉集で見られる豊かな言葉を知ることで心を磨き、深みのある思考を-という著者の思いが伝わってくる。(幻冬舎・1100円+税)

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