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【書評】組体操をモチーフにした群像小説『人間タワー』 朝比奈あすか著

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【書評】
組体操をモチーフにした群像小説『人間タワー』 朝比奈あすか著

『人間タワー』朝比奈あすか著 『人間タワー』朝比奈あすか著

 運動会の人気プログラムの一つ、組体操をモチーフにした群像小説。東京郊外の桜丘小学校では6年生の組体操「桜丘タワー」が名物。〈こどもたちが、こどもたちの上に乗って〉空へ屹立(きつりつ)して組まれるもので、地域の小学校合併をきっかけに始まり、20年以上続いている。だが、ある年、タワー頂上の児童がバランスを崩し…。

 タワーをめぐり教師、児童、親や近隣住民、卒業生らの人間模様が交錯する全6話。

 「タワーには反対だけど、やらないことにも反対」という児童など、さまざまな思いを巻き込みながら意外な結末へと導く。(文芸春秋・1500円+税)

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