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4300年前の人の顔が描かれた石製品出土 全国初 北海道・木古内町

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4300年前の人の顔が描かれた石製品出土 全国初 北海道・木古内町

北海道木古内町幸連5遺跡で見つかった人の顔が描かれた石製品。顔料で目(矢印)や眉とつながった鼻などが描かれている=29日午後、札幌市 北海道木古内町幸連5遺跡で見つかった人の顔が描かれた石製品。顔料で目(矢印)や眉とつながった鼻などが描かれている=29日午後、札幌市

 北海道埋蔵文化財センターは29日、木古内町幸連5遺跡の約4300年前(縄文時代中期後半)の竪穴住居跡から、顔料で人の顔が描かれた石製品が出土したと発表した。同センターによると、顔料で人体が描かれた土器はこれまで長野県富士見町で見つかっているが、顔料で人の顔が描かれた石製品は全国初。

 石製品は一辺12~13センチの三角形の砂岩。瞳が描かれた目や、眉とつながった鼻などが、黒い顔料で表現されている。砥石で成形したような跡も確認できる。

 発掘調査は自動車専用道路の建設に先立ち、同センターが今年5月に開始。10月19日、竪穴住居跡の地中50センチほどの場所で見つかった。縄文文化に詳しい小林達雄国学院大名誉教授(考古学)は「縄文時代にはこのような写実的な絵はほとんどなく、非常に珍しい。三角形も類似のものより大きい。顔は命の象徴でもあり、縄文人はこの石製品に特別な意思を込めていたのではないか」と指摘した。

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