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1万年以上前の石に線刻 「縄文のビーナス」の一種か 鹿児島・牧野遺跡

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1万年以上前の石に線刻 「縄文のビーナス」の一種か 鹿児島・牧野遺跡

鹿児島県南九州市の牧野遺跡で出土した約1万3500年前の石「縄文のビーナス」。全体に線が刻まれている(鹿児島県提供) 鹿児島県南九州市の牧野遺跡で出土した約1万3500年前の石「縄文のビーナス」。全体に線が刻まれている(鹿児島県提供)

 鹿児島県南九州市の牧野遺跡で、線刻を施して女性を表現したとみられる約1万3500年前(縄文時代草創期)のこぶし大の石が見つかり、県立埋蔵文化財センターが27日発表した。子孫繁栄などを願って作られた「縄文のビーナス」の一種とされ、同時期としては国内3例目。

 見つかった石は長さ5.5センチ、幅4.8センチ、厚さ4.1センチで安山岩製。全体に刻まれた縦や斜め方向の線が、女性の髪を表しているとされる。同じぐらいの大きさの石約1600個が詰め込まれた円形の穴(直径2メートル、深さ30センチ)の中から見つかった。同センターの堂込秀人所長は「特殊な遺構から出土している。祭祀(さいし)との関連も考えられ、縄文時代の精神文化を知る貴重な史料だ」と話した。

 線刻を施した同種の石は、愛媛県の上黒岩遺跡や鹿児島市の掃除山遺跡で見つかっている。

 

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