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【教育動向】英語が「得意」をさらに増やせ 2020年度には小3から必修

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【教育動向】
英語が「得意」をさらに増やせ 2020年度には小3から必修

中学校でも「英語で授業」へ

中学校の外国語科に、「外国語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てる」という目標が盛り込まれたのは、1989(平成元)年改訂の指導要領でした。全面実施になった1993(平成5)年度の1年生は、現在37歳です。大学入試センター試験に英語リスニングが初めて導入された2006(平成18)年度入試を受けた高校3年生も、30歳になっています。

現行の指導要領(2008~09<平成20~21>年改訂)では、小5から外国語活動が必修化されただけでなく、中学校で外国語の授業が週3コマ(年間105時間)から週4コマ(同140時間)に増やされ、高校では英語で授業を行うことが基本とされるなど、外国語教育が強化されています。それでも中高校生の英語力は目標としたレベルより低い生徒が圧倒的で、「読む」「聞く」「話す」「書く」という4技能のバランスも悪いままです。

そんな状況を改善しようと、新指導要領では「聞く」「話す」の2技能中心の外国語活動を小3からに前倒しし、4技能すべてを扱う教科「外国語」を5年生から導入します。単なる早期教育ではなく、外国人にも物おじしない小さなうちから英語に対する抵抗感を徐々になくしたうえで、中学校から英語で授業をすることを基本とするなど、徐々にパワーアップさせたい考えです。

小学校指導要領の全面実施は、外国人が多く訪れる東京五輪・パラリンピックに合わせたものです。これを契機に、英語が「得意」だと思える子を、さらに増やしていきたいものです。

英語に関する意識調査

新学習指導要領

(筆者:渡辺敦司)

(提供:Benesse教育情報サイト

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