産経ニュース

【谷山雄二朗の「ばかモン英語塾」(13)】画一的な英語ルールを溶かすPassion

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【谷山雄二朗の「ばかモン英語塾」(13)】
画一的な英語ルールを溶かすPassion

All you need is One Belt, One Road and Passion.

 南コーカサス地方に行ってきた。ヨーロッパとアジアのちょうど中間点に位置するこのエリアは日本から8千キロ、カスピ海ヨーグルトでもしられる場所だ。ドーハでアゼルバイジャンの首都バクー行きの飛行機に乗り換えると、火のように熱い男と席が隣り合わせになった。40歳ぐらいで名前をZaurといい、ペルシア湾で石油掘削リグに物資を運ぶ全長65メートルもある巨大船のキャプテンだった。

“Allah Akbal!” - この優しい目をした男は、筋金入りの回教徒でもあった。28の時に目覚め、それ以来毎日5回欠かさず聖地メッカに向けお祈りするという。しかもこの男、例えば「私は君に会えてうれしい」を “Happy very me see you” というような、とにかく主語や動詞の順番などは完全無視、そう、めちゃくちゃの「英語」を操る強者であった。このばかさは、実に偉大でもある。ところが、だ。不思議なことに彼の言葉はとてつもない力でびんびん伝わってくるのだ!文法は小2レヴェルだし、しかも「アッラーは偉大なり。葉っぱ一枚木から落ちるのも神が操作している。なぜか教えてやろう」といった言語明瞭、意味不明なイスラム説法トークであるにもかかわらず、だ。その理由をバクー到着後にいろいろ考えてみたが、結局答えは一つしかなかった。

続きを読む

「ライフ」のランキング