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【少年の主張全国大会】主な要旨「もっともっと嫌いな人がいた。それは自分自身だった」

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【少年の主張全国大会】
主な要旨「もっともっと嫌いな人がいた。それは自分自身だった」

 平沢さんの主張「仲間を守る一言」の要旨は次の通り。(表記は原文のまま)

 

 「Aちゃんをはぶろうよ。」仲の良い友達から、突然言われた一言だった。「昨日まで仲良くしていたのに、何でいきなり?」しかし、その疑問は口に出せないまま、なんとなくうなずくだけで、のどの奥に沈んでいった。

 次の日から、身近な友達の全員がAちゃんを無視し始めた。Aちゃんをわざと一人にした。Aちゃんから笑顔が消え、やがて近づいてこなくなった。周りの友達は笑っていた。

 「こんなのいじめだ」と分かっていた。繰り返される残酷な光景に対し、声が出なかった。これを言ってしまったらどうなるのか。自分がはぶられることは、絶対に嫌だった。自分の意見が言えないまま。Aちゃんを避け続けた。

 それからというもの、友達という存在が、「疲れる人」へと変わっていった。嫌われたくないから、とりあえず何でも「うん」と答えた。私はそんな「友達」が嫌いだった。しかし、もっともっと嫌いな人がいた。それは自分自身だった。はっきりと「良い」も「悪い」も言えない自分が大嫌いだった。ある夜、ノートに真っ赤な文字で、「大っ嫌い、大っ嫌い。死ね死ね死ね……」と書き殴った。はっきりと「自分なんか」と書いていた。

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