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マダニにかまれ発症…増える「SFTS」患者 野良猫から感染も 有効な治療薬なく

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マダニにかまれ発症…増える「SFTS」患者 野良猫から感染も 有効な治療薬なく

 感染研によると、11月1日時点での今年のSFTSの患者数の報告は85人。このうち死亡は7人で、日本で初めて発症例が確認された平成25年以降で過去最多となった。これまで国内では西日本を中心に315人の発症例があり、60人が死亡。致死率は約20%と高い。

 西條部長は「今年は、日本紅斑熱などダニ媒介のほかの感染症の発症例も多く、例年よりマダニの数が多かったのではないか」と推測する。

 潜伏期間は6~14日間

 ウイルスに感染すると6~14日間の潜伏期間を経て発症する。西條部長は「初期には風邪に似た症状が出て、だんだんと重くなっていきます」。

 発熱や嘔吐(おうと)、下痢などの症状がみられ、重症化すると意識障害や言語障害のほか、下血などを起こし、死亡に至る例もある。患者のうち9割が50歳以上で、高齢になるほど重症化する。

 マダニの多くは、春から秋にかけて活動が活発になる。SFTSの発症例が多いのは5月から8月だが、秋以降も安心はできない。

 現在、有効な治療薬やワクチンはなく、発症すると対症療法が中心となる。ただ、感染研と西日本の一部医療機関で作るチームが現在、治療法の臨床研究を進めているという。マダニにかまれないようにすることが大切だ。

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