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【男性不妊治療の現場から】「乏精子症」の男性は言った「ぼくと結婚しなければよかったね」加齢で精子DNA配列にミスも

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【男性不妊治療の現場から】
「乏精子症」の男性は言った「ぼくと結婚しなければよかったね」加齢で精子DNA配列にミスも

男性の年齢と相手の女性が妊娠するまでの期間 男性の年齢と相手の女性が妊娠するまでの期間

 「本来、生殖能力と男らしさは無関係。でも、精子の状態の悪さや男性不妊が分かると、男らしさが傷つけられると思って検査を避けてしまう」と平山さんは指摘する。

 また、平山さんは、夫婦の心のすれ違いを避けるためにも、子供をもつことについてお互いの話を「聞き合う」ことが大切だという。

 「自分の気持ちを相手に言うだけでなく、相手の話も聞く姿勢が必要です。本音を言い合って、聞き合ってほしい」

加齢の影響

 心のすれ違いから離れて、加齢の問題も見ておこう。

 女性の加齢による妊娠への影響は知られている。が、国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター副センター長、齊藤英和医師(生殖医学)は「男性の加齢による影響もある」と指摘する。

 齊藤医師によると、男性の年齢が上がるにつれ、女性が妊娠するまでの期間が延びるという海外の研究データがある。20代だとおよそ6カ月だが、30代から40代前半だと約10カ月。45~49歳は19カ月、50歳以上だと32・3カ月かかる。

 40歳未満と40歳以上のグループを比較した研究では、精子のDNAが壊れてしまう確率が40歳以上のほうが高かった。

 DNAが壊れると人をつくる設計図にミスが出るため、妊娠しにくくなる。

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