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博物館のアイヌ遺骨慰霊 北海道、伝統儀式で

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博物館のアイヌ遺骨慰霊 北海道、伝統儀式で

北海道アイヌ協会のメンバーによって営まれる先祖供養の儀式「イチャルパ」=13日午前、札幌市厚別区の北海道博物館 北海道アイヌ協会のメンバーによって営まれる先祖供養の儀式「イチャルパ」=13日午前、札幌市厚別区の北海道博物館

 北海道は13日、道立の北海道博物館(札幌市)で保管されているアイヌ民族の遺骨7体の慰霊式を行った。文部科学省が昨年11月にまとめた調査の過程で、アイヌの遺骨であることが判明。式ではアイヌの先祖供養の儀式「イチャルパ」も営む。

 北海道博物館によると、昭和40~50年代に複数の個人が同博物館の前身、北海道開拓記念館に7体を寄贈した。出土地などを調べている。

 アイヌ遺骨は、かつて研究名目で各地から持ち去られ、北海道大など全国12大学に1600体以上が保管されていた。文科省は博物館などを対象とした調査も実施。北海道博物館や伊達市噴火湾文化研究所、東京国立博物館など計12施設で、少なくとも76体の保管が判明した。

 アイヌの有志は平成24年以降、保管数が最も多い北大に対して遺骨返還を求めて相次ぎ提訴。3件で和解が成立し、返還や再埋葬が進められている。

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