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海面上昇で無人島が五つ消失 ソロモン諸島、水没の危機深刻 温暖化「首締め付ける」

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海面上昇で無人島が五つ消失 ソロモン諸島、水没の危機深刻 温暖化「首締め付ける」

ソロモン諸島・マライタ島付近の海水が浸水したエリアに生えていた木=4日(共同) ソロモン諸島・マライタ島付近の海水が浸水したエリアに生えていた木=4日(共同)

 千近くの島と環礁から成る南太平洋のソロモン諸島。海面上昇などの影響により、数十年間で無人島が五つ消失した。「地球温暖化はゆっくり確実にわれわれの首を締め付けている」(ソロモン諸島政府高官)。ドイツでは気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)が開催中。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」離脱を表明した米国に対し、水没の危機が迫る現地では失望の声が聞かれた。

 オーストラリア・クイーンズランド大のサイモン・アルバート教授によると、ソロモン諸島の海面上昇はこの20年間で年平均8~10ミリ。世界平均の3倍で、周辺の島しょ国と比べても深刻だ。

 マライタ島の村には「キングタイド(潮の王様)」と呼ばれる大潮が年に2回やって来る。そのたびに護岸が決壊、浸水する。

 「あのマングローブの背後には大きなビーチがあったのに消えてしまった」。アウキから南10キロの小島、ブス島のステイーブン・ハーリさん(38)は、島の地形がすっかり変わったと嘆く。(共同)

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