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【日本再発見 たびを楽しむ】悪縁絶ち良縁結ぶ小さな穴~安井金比羅宮(京都市東山区)

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【日本再発見 たびを楽しむ】
悪縁絶ち良縁結ぶ小さな穴~安井金比羅宮(京都市東山区)

安井金比羅宮にある「縁切り縁結び碑」をくぐるKiite!の女性編集者=京都市東山区(撮影・中島光行) 安井金比羅宮にある「縁切り縁結び碑」をくぐるKiite!の女性編集者=京都市東山区(撮影・中島光行)

 鳥居をくぐり境内に入ると、無数のおふだ(形代=かたしろ)が貼り付けられた「縁切り縁結び碑(いし)」(高さ1・5メートル、幅3メートル)が目に飛び込んでくる-。京阪本線「祇園四条」駅から徒歩約10分。この碑が有名な「安井金比羅宮」(京都市東山区)は、悪縁を絶ち良縁を結ぶとして知られ、近年は若い女性を中心に人気を呼んでいる。

 同碑は絵馬をかたどった巨大な碑で、中央に人の身幅ほどの穴が開いている。参拝者は形代を手に、手前からくぐって悪縁を絶ち、逆からくぐって良縁を願い最後に形代を碑に貼ってお参りする。女性誌「Kiite!」(産経新聞社発行)の女性編集者(32)は、「思ったよりも穴が小さくて…」と祈願成就は楽ではないと苦笑した。

 安井金比羅宮は飛鳥時代に起源を持つとされ、ご祭神の崇徳天皇が、讃岐(香川県)の金刀比羅宮に一切の欲を断って籠もったことから、断ちものの祈願所として古くから信仰されてきた。海上安全、交通安全にも御利益がある。

 年間20万人にものぼる参拝者の9割は若い女性で、宮司の鳥居肇さんは、「縁結び祈願だけでなく、最近は上司や同僚からのモラハラ、セクハラ、パワハラなど職場の人間関係のトラブルがらみの願い事も目立つ」という。ほか不倫、酒・たばこ依存を断ちたい…など多様な願いは現代社会の課題を鏡映しにする。

 清水寺や八坂神社からも徒歩圏内。“断ちもの”を祈願したい人は足を延ばしてみては。

 安井金比羅宮をはじめ、京都、鎌倉、四国の寺社を掲載した「Kiite!」が全国の郵便局で発売中。

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