産経ニュース

【マンスリー将棋】羽生棋聖「永世七冠」なるか

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【マンスリー将棋】
羽生棋聖「永世七冠」なるか

竜王戦第1局で対戦する渡辺明竜王(右)と羽生善治棋聖=10月20日、東京都渋谷区(日本将棋連盟提供) 竜王戦第1局で対戦する渡辺明竜王(右)と羽生善治棋聖=10月20日、東京都渋谷区(日本将棋連盟提供)

 将棋の羽生善治棋聖(47)が史上初の「永世七冠」を懸け、第30期竜王戦七番勝負で渡辺明竜王(33)に挑戦している。七番勝負は10月28、29日の第2局まで終え、羽生棋聖が2連勝。

 タイトル戦は現在8つあるが、羽生棋聖はこれまで、永世称号が設定されている七大タイトルのうち、竜王を除く6つ(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)の永世称号を獲得。今期、通算7期目となる竜王を奪取すれば永世竜王の資格を得て、「永世七冠」の偉業を達成する。

 迎え撃つ渡辺竜王は将棋界でただ一人、永世竜王の資格を持つ。かつて9連覇(第17~25期)するなど通算11期獲得しており、“ミスター竜王”と呼ばれる。現在も2連覇中だ。

 竜王戦での「渡辺-羽生戦」といえば、「永世シリーズ」と呼ばれた平成20年(第21期)の激闘が記憶に新しい。勝った方が永世竜王の資格を得る大一番で、羽生棋聖の3連勝後、渡辺竜王が4連勝の大逆転で5連覇、永世竜王の資格を得た。

 竜王戦での対決は7年ぶり3度目。開幕前、羽生棋聖は「久しぶりの竜王戦なので気持ちを新たにして臨みたい」と意気込みを語り、渡辺竜王も「毎年、目標にしているタイトル戦なので頑張りたい。(記録が懸かる羽生棋聖の)対戦相手としてもしっかり指さなければいけないという気持ちはあります」と話していた。注目の第3局は11月4、5の両日、行われる。(田中夕介)

「ライフ」のランキング